3.4現地詳細調査分析評価

(2)現状の情報システムの評価

1.情報化レベル

企業の情報化レベルの把握のポイント
         着     眼     点            戻 る
経営者の情報化の重要性の認識はどうか。事業管理、経営管理において経営者が
情報活用の重要性、情報システム化の重要性をどのように考えているか。
情報化の目的が単なる事務処理の自動化か、あるいは省力化などコスト削減のた
めの仕組みの構築か、納期短縮や顧客サービスの向上のための有効性を追求する
レベルまで達しているか
全社の情報処理基盤であるコード体系などが、共通的に整理され、的確に決めら
れているか
業務の流れに沿って、情報が迅速に、かつスムースに、全社を横断的に流れてい
るか。それを情報システムがバックアップしているか
共通情報であるべき情報が明確に認識され、誰もが必要なとき検索できるように
なっているか。例えば商談や見積り価格の情報、仕入や商品情報などは、卸売業
の販売活動にとって非常に重要な共通情報である。
情報システムが部門ごとでなく、業務のプロセスを考慮して、部門を越えて構築
されているか
データベースが部門を越えて検索することができ、例えば販売部門と仕入在庫管
理部門、あるいは物流部門での相互活用が十分可能か
EUCが、資源の有効性も含めてある程度の統制のもとに、整然と進められてい
るか
事業成功要因を実現するための情報システムとなっているか

企業の情報化レベル
啓蒙段階
初期導入段階
業務効率化段階
高度利用段階