3.4現地詳細調査分析評価

1.3 業務効率化段階でのでの情報システム化促進のための指導のポイント

(1)業務効率化段階での情報システム化促進の目的
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情報システムの全社的統合化を促進する
@ 全社的な情報の統合や活用を図り、情報処理志向から経営志向へのシステム
 へ展開の基盤を作る
A ナットワーク化を実現し、さらにエンドユーザコンピューティングを試行す
 る
この段階での情報システム化の方向
@ 業務の統合化により、全社的な業務効率化を促進する。
 例えば、受注データを物流や在庫管理、受注管理で活用したり、さらに配車・
 配送管理までつなげていく仕組みの構築が挙げられる。
A 効率化だけでなく、情報の活用などにより企業活動にとって有効な情報シス
 テムを構築する。投資対効果においては、省力化・合理化だけでなく、顧客サ
 ービスレベルの向上や社員の情報活用能力の向上など、より定性的な面からも
 情報システム化の必要性があることを経営者に理解させる
統合化促進の前提
@ 全社情報システム統合のための基盤をしっかりと構築する
  ・全社の情報技術基盤をしっかりとしたものにする
  ・全社で統一すべきコード体系や中核となる情報を明確にする
A 全社の業務プロセスの改革・改善を、情報システムの活用を前提に実施する

 

(2)業務効率化段階での計画的なアプローチ
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情報システム化中期計画の明確な策定
@ 全社の情報システム統合化による業務効率化を確実に実現する計画
A 次の段階である情報システムの高度利用を図るための基盤を固めるための計画
B エンドユーザが自ら利用していくための意識を醸成するための計画