(0)情報システム化の企画段階での指導
2.2情報サブシステムの企画段階での指導
情報化を成功させる前提は、必要な経営管理の明確化や業務プロセスの改善である。 情報システムの企画段階では、経営管理の目的の明確化、業務プロセスの見直しについ ての診断あるいは指導が絶対的に必要である。 |
当該企業の経営管理を強化するために必要な具体的情報の明確化 @ 経営者が必要とする具体的情報を認識していること |
情報を収集する仕組みが持つべき特徴 @ 確実な収集方法であること |
活用できる形態で情報を提供させるための仕組み @ 周期的に、継続的に必要な経営管理のための情報は、最適な内容で自動的に出力され |
業務の目的とメカニズムをつかむ @ 企業における業務:目的を達成するための手段、有効に機能するためには 企業での業務 @ 業務は経営活動の機能(function)を具体的に表すものである |
改善目的(あるべき姿) ⇔ 現在のやり方(今の姿) ↓ 問題点の発見 ↓ 解 決 策 |
対 象 | 目 的 | 具 体 的 目 標 |
ビジネス・システム | ・ビジネスシステムの機能向上、 有効性向上 |
・ビジネスのプロフィット向上が目的である |
部門業務機能 | ・機能向上 | ・情報伝達、情報処理や意思決定の迅速化、 タイムリー化、オペレーションの容易化など |
人、組織 | ・スリム化 ・仕事の割当ての明確化と 合理性の追求 ・デシジョン・プロセスの明確化 |
・意識変革を加味した簡素化 ・従来の組織にとらわれない、目的達成のた めの役割と責任 ・意思決定プロセスを明確にして、より正確 で迅速な意思決定を図る |
物流 | ・モノの動きとビジネスの流れを 正確に捉える ・動きによるコストを正確にとら え最小化を図る |
・合理性の高いシステムをつくり、費用を限界ま で低減する ・顧客サービスレベルを上げる |
卸売業における受注から出荷までの基本業務と情報の流れ 1.受注業務の効率化、正確化、迅速化 2.商品管理業務のレベル向上 3.在庫管理業務のレベルアップ 4.出荷業務効率化 5.配送管理レベルの向上 6.リテールサポート業務のレベル向上 |