3.6情報システムの診断・指導

(0)情報化システム化の企画段階での指導

企画段階の診断・指導のポイント
1 全社の情報システム化の診断・指導を行うケースにおいては、その企画段階に
 おいて、中期情報システム化計画の策定の重要性を認識し、中期情報システム化
 計画の妥当性を確認すること
2 もし情報システム化中期計画がない場合には、策定の診断・指導をする必要がある
3 時間的に厳しい場合でも、大まかであっても構想案を作成することが望ましい

 

情報化システム化中期計画作成にあたってのポイント
1 情報システム化戦略に対応した情報システム化中期計画であること
2 経営課題を的確にとらえていること
3 最新の情報技術を適切にとらえた情報システム化基盤の構築・維持計画があること
4 情報を活用する能力向上のための人材育成・活性化計画がともなっていること

 

企業における一般的経営課題
1 顧客の囲い込みや顧客販売力強化、顧客サービス向上、低コスト化など供そう優
2 市場の新規参入企業に対する防衛
3 経営情報の提供能力の向上および経営に対する意思決定支援の強化
4 事業計画に対する管理統制能力の向上
5 ビジネスプロセス単位で存在する個別情報システム機能の強化
6 ビジネスサイクルのスピードアップ、短縮化
7 社員の生産性向上
8 社員の情報処理能力、情報活用能力向上
9 組織間コミュニケーションの向上
10 省力化・自動化・合理化
11 情報化推進基盤整備のための投資