3.4現地詳細調査分析評価

(2)現状の情報システムの評価

 A不具合のレベル別対策
1.運用対策レベル  2.業務改善レベル対策 3.システム修正保守   4.システム変更保守
5.システム改良保守 6.システム化対象業務拡大 7.システム部分構築 8.システム全面構築

1.運用対策レベル

 コードやファイルのメンテナンスやシステムの運用基準などの遵守で、現状システ
ムの有効活用が可能となるものをいう。

2.業務改善レベル対応

 現状の業務が未整備のままコンピュータ化されたなどのために、不具合が生じてい
るもので、業務な改善、標準化によりシステムの有効活用が可能となるものをいう。

3.システム修正保守

 ソフトウェアのバグ、不具合などの障害に基づくもので、修正をすればシステムの
有効活用が可能になるものをいう。

4.システム変更保守

 法律(税率改正など)や制度(販売制度など)の変更に基づくソフトウェアの保守
作業で、変更すればシステムの有効活用が可能となるものをいう。

5.システム改良保守

 入出力帳票、画面などの項目変更・追加や配列変更、並びに帳票、画面の新規追加
などによりシステムの一層の有効活用が可能となるものをいう。

6.システム化対象業務拡大

 現状システムを基本的に継承して、システム化対象業務を拡大(システム新規開発
、導入)またはシステム統合化、連携化を図り、システムのより一層の有効活用が可
能となるもの。

7.システム化部分再構築

 現状のシステムの一部は継承し、一部は廃棄して再構築し、システムの改良、拡
大または統合化、連携化を図るものをいう。

8.システム全面構築

 意図した目的と不整合や、時期的に陳腐化した現状のシステムを基本的に廃棄し
て、新システムとして再構築を図るものいう。