購買決定プロセス”AIDMA”モデル

消費者の購買決定プロセスを説明するモデルのひとつにAIDMAモデルがあります。
消費者の購買決定プロセスを理解することは、確度の高い販売戦略の実践を手助けしてくれるでしょう。

消費者はまず、その製品存在を知り( Attention)、
 ⇒ 興味をもち( Interest )、
  ⇒ 欲しい思うようになり(Desire)、
   ⇒ 動機を求め(Motive)、
    ⇒ 最終的に購買行動に至る( Action
という購買決定プロセスを経ます。

このうち、Attention認知段階、
InterestDesireおよびMotive感情段階、
Action行動段階と区別しています。

このように、購買決定プロセスをいくつかに分解して、
顧客がどの段階にあるかを見極めることで、
マーケティング担当者は、顧客の状態に応じたコミュニケーション戦略をとることができるようになるでしょう。


【AIDMAモデルとは、】

認知段階  :Attention(注意) ”知らない” ⇒ 【知ってもらう、認知度向上】

 例:看板、広告、外観、サイト、テレビCM、キャッチコピー、SEO対策 etc
  :Interest(興味、関心) ”知っているが、興味はない” ⇒ 【商品に興味・関心を持ってもらう】
 例:見本、口コミ、サイトページ、メールマガジン、コラムの連載、利用者の声、
   評価、売れ筋ランキング、商品ストーリー etc
感情段階 :Desire(欲求) ”興味はあるが欲しいとは思わない” ⇒ 【ニーズを喚起、価値に共感してもらう】
 例:自らに当てはめる、雑誌広告、カタログ、商品使用例、応用例、活用例、
   キャンペーン、サンプル、ロイヤルカスタマー(上位顧客)への場の提供・育成、 etc
  :Memory(記憶) ”欲しいと思うが動機がない” ⇒ 【購入動機の提供、価値の頻繁な連想】

 例:DM、アプローチ、ブランド記憶、来店促進、効果的な訴求
行動段階 :Action(行動) ”動機はあるが、買う機会がない” ⇒ 【機会提供、買ってもらう】

 例:問い合わせ対応、利便性、店頭促進、購買

【具体的なAIDMAモデル】

 

認知段階  :Attention(注意)
CMで、「カロリー控えめなビール」が流れる。
  :Interest(興味、関心) 雑誌で、ビールの人気ランキングが載る。
消費者は、「カロリー控えめなビールが人気がある」と認識する。
                                                 
感情段階 :Desire(欲求) 「そのビールを飲んだ」という人の話を耳にする。
カロリー控えめな割にはコクがあると理解し、
一度飲んでみたいと思う。
  :Memory(記憶) これまでのCMや雑誌、友人の話を踏まえて、その商品を記憶する。

行動段階 :Action(行動) 実際に酒販店でその商品を見かけて、購買する。

 

最近は「AIDMA(アイドマ)」から「AMTUL(アムツール)」へとその考え方も
進歩していってます。「AMTUL(アムツール)」の詳しくはこちらへ→

 
 
Write:2010/06/05